なんでタンクローリーの運転手になろうと思ったのか。
　多分答えはありません（笑）。

　ガソリンスタンド勤務時代になんとなく憧れていた職業だったから、かな？。

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　前職は氷見ブリ漁師、いわゆる定置網漁業の水夫を15年間やっていました。
　前々職はガソリンスタンド店員（10年勤務）。
　29歳の時、会社整理のため10年務めたガソリンスタンドを解雇となり（その半年前に出向させられたけどね。このことについては下の方で）、色々とあって油業界からはしばらく身を引こう、と思って紆余曲折あって地元組合の定置網に就職して水夫となりました（この辺の経緯も下の方で）。
　長々と勤め上げて14年、何故かいきなり船頭になることとなり、経営陣と水夫陣の間に立たされ、気付けば高齢化からの退職に次ぐ退職、人員増員がままならず、仕事は遅れ、毎日の網起こしさえままならない日々が続き、最終的に体を壊し、胃潰瘍、鬱病と次々と発症。
　3か月休職したのち今年6月いっぱいで退職の道を選びました。

　んでその後も体調回復に努め、9月辺りから再就職目指してぼちぼちと動き始めました、

　9月頭になぜか突然、
「そうだ！タンクローローリーに乗ろう！」
といきなり思い立ち、パチスロ時代からのお師匠様であるとらぁ（@toraa_s5）氏に相談。
　9月21日に越中富山氷見から高速バスに飛び乗り（正確には高岡駅からだが）、翌朝杜の都仙台に降り立ち、その足で山形県内にある自動車学校に入校。
　30日には大型免許の卒検（8ｔ限定解除含む）に合格し、その日のうちに仙台に戻ってしばし遊んで夜の高速バスにて高岡まで。
　10月3日に免許書き換えに行き、無事大型免許所持と言える身分となりました。
　その足でハローワークに行きタンクローリー業務をしている会社を厳選。
　いろいろと厳選したが、一番待遇がよさそうだったとらぁ氏と同じ会社から受けてみることに。
　んで11日に面接。
　翌日合格（試用３ケ月）の連絡を受け、晴れて17日入社から日々精進している次第であります。



　※上の方で書いたもろもろ
　ガソリンスタンド時代のお話。
　経営不振となり、従業員を全員解雇して家族内で細々とやっていく、と言う事で会社を整理することとなったんだそうです。
　会社整理する約半年前の9月末、県内の灯油配送業をしている会社に出向となり（たぶん給料すら払えないような状況になってたんだ、と今なら理解できます。メーカーの高い油ではなく、無印の油を仕入れて、毎月支払日に社長はじめ数人が奔走しているような状況でした。そこで取引先の無印の油を配送している会社に出向扱いで俺を送り出したんだと思います）、連絡も何もないまま2月末、いきなり、
「明後日からこのスタンド経営母体変わるから私物取りに来て～。あ、扱いは会社都合の解雇な」
って言う電話（笑）。
　結局そのまま解雇となり、暫くは社長とも連絡が取れないままで、流石にもう片道30kmの通勤時間と拘束時間の長さ（7時～20時で歩合制）、その他もろもろ我慢できなくなって出向先を辞めました（そのまま働けるよう取り計らっててくれたらしいことは後日知る）。

　その後のんびりとハローワークに通って（って言うか本気で探してなくてパチンカス堪能してましたけど）、結局母親が地元漁協行って愚痴ってたら何故か就職決まってた、と言うね（笑）。
　地元地区で出資して立ち上げた組合の定置網漁。一度話が出て断るとその後漁師になることが出来ない、と言う感じの風習もあったので、ゆくゆくは漁師になって余生を過ごしたいと考えていたこともあり、断らない（断れない？）まま、そのまま就職し、60過ぎのおとっつあんらに囲まれて、他の網の若い衆からは「なんでそこ入ったの？」的な生暖かい目で見られながらも、何とか頑張ってやってきたつもりでした。
　ゆくゆくは船頭になって！と言う思いもありましたが、やはり少し時期が早かった。
　自分がこんなに弱いとは思ってなかったです。

　とは言え、この15年間の漁師生活。
　全然後悔してないし、すごく自分を成長させてくれたと思います。いつかまた漁師出来たらいいな、とも少しだけ思えるくらいですもの（笑）。



　とまぁそんなこんなでタンクローリー乗りとなりました。
　まだまだ未熟で毎日がハラハラドキドキの連続（笑）。どこかでスライド（すれ違う事）したら、気軽に手を挙げておくんなまし。